「最近、連絡しなくなったのも、その欠点がどんどんひどくなってたから」
「それはわかったけど。だけど…」
あたしはサトシを見た。
「あ? 俺?」
サトシが両手を口から離して言った。
「実は、さ。俺、三ヶ月前に会社クビになったんだよね。だから、金が必要で、さ」
「え? じゃあ、こっちには…」
「転勤で来たって言ってたけど、あれ、嘘。おまえに会う日は東京から来てたし。いや~、ツラかったな~。これでようやく終わり」
サトシが晴れやかな顔で言った。
「そんな…」
「ああ、もちろんユリも金もらってるよ、旦那さんから」
「サトシ、あんた」
「キレイごとばかり言っちゃダメっしょ、やっぱり」
サトシが舌を出した。
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