後ろを振り返ると誰もいなかった。電話はAだった。
僕「何?どうしたん?」
A『どうしてるかなと思って』
やたら元気な声に、さっきのは嘘だと直感した。
ふざけてるのかと、Aに何か言ってやろうと思った。
僕「何が、どうしてるって何?」
A 『大丈夫か?昨日さ、あんだけ酔っぱらってたやん2人共』
僕「う、うん・・・で?」
A 『ちゃんと帰れたかなと思ってな』
何か違う。今度は違うのがわかった。
何かさっき会ってたAじゃ無いのがわかった。
雰囲気か?空気みたいなものが違う気がして。
僕「オマエ何言ってんの?・・・オマエさ・・・A?」
A 『・・・迎えにいこうか?』
僕「来んでええ、来んでええ!」
A 『迎えにいこうか!?』
僕「来るな!来るな!・・・」
↓↓↓次のページに続く↓↓↓