A 「だいたい赤い夢見る時は、
白黒からジワーってゆっくり変わって行くんやけど、
いきなり赤いのは見た事無いから、びっくりしてん」
僕「俺どないかなるかも知れんってこと?この手かな?」
A 「それはわからん。そうかも知れんし、違うもんかも知れん」
僕「死ぬかも知れんという事?」
A 「わからんねん。そればっかりは」
僕「でもな、いきなりそんなん言われても、信じられるわけないやん!」
そんなやり取りをしてると、Aが泣きそうな顔で言った。
A 「その夢にな、俺もおってん」
僕「俺と弟ちゃうんか?そんなん最初に言わんかったやん」
A 「言うたら死ぬんちゃうかと思って、言えんかった」
僕「そうか、俺は死んでもええと、オマエ最悪やな」
A 「死ぬとは決まった訳じゃないって、ただの夢やし」
僕「そうやな、ただの夢でギャアギャア言うなよwシャレにならんでほんま」
実は僕はかなり怖かった。ただAの出来の悪い夢を笑うしかなかった。
↓↓↓次のページに続く↓↓↓