「ま、今、言えることは、残念ながら俺は紗子側にはいないってことかな」
「ごめんな。俺、おまえのこと本気で口説いてねえんだわ。そもそも全然タイプじゃねぇし」
「いやいや、そんな全否定しなくても!」
あたしは思わず、いつものノリでそう言ってしまった。
その発言が、場の状況に合わなかったことは言うまでもない。
「あんたのそういうとこ、なんだよね」
ユリが、眉間にシワを寄せ、嫌悪感を示した。
「空気読めずに、思ったことを言うオタク特有のノリっていうかさ」
「そもそもさ、あんたのその容姿と性格で、あたしらのグループにいられたことがおかしいって思わなかった?」
「いや…」
「あたしが買い物に付き合ってあげたり、色々アドバイスしたおかげで見た目はマシになったよ。だけどさ…」
「性格は変わらなかったよね。その自己中で空気読めない性格」
「あんた、他の子たちに裏で何て呼ばれてたか知ってる?」
「いや…」
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