36: 1 ◆WiJOfOqXmc :2012/01/17(火) 02:21:01.92 ID:WJObiXhX0
もう辺りもすっかり夕焼けになっていて、徐々に暗くなりだしていた。
帰り道は上り坂だったので、俺が自転車をひいて、二人で歩いて帰った。
一番星が見え出していた。
彼女は「一番星!」と言うと、また歌い出した。
「さようならーあえなくなーるけどーさみしくなーんかーないよー!」
帰り道は、二人で大合唱だった。
夕闇、宵の口はテンションが高揚する。
「ほーしーになれたらいいなー!」
歌い合うと、あまりのひどさに二人で爆笑した。
38: 名も無き被検体774号+:2012/01/17(火) 02:22:38.45 ID:aTQCt7I2O
彼女さんみたいにユーモアな人中々いないよな‥
41: 1 ◆WiJOfOqXmc :2012/01/17(火) 02:25:46.01 ID:WJObiXhX0
すいません、連投で少々疲れました。ちょっとだけ休みます。
今日はもうちょっとだけ書きますね。
>>38さんのレスが本当にそのとおりすぎて
54: 1 ◆WiJOfOqXmc :2012/01/17(火) 02:40:24.18 ID:WJObiXhX0
彼女の魅力と言ったら、俺の知らないことをいっぱい知ってて、
俺にできないことがいっぱいできて、
一緒にいるとどんなものを見せてくれるか分からない
そういうところにあった。
この帰り道でも俺の前で急にタップダンスを披露して
「こういうステップがあってねー」と突然言い出したり、
空のグラデーションを見ては、こういう色合いの空を油絵で表現するときは
まずどんな色をおいてー、と色々嬉しそうに語ってくれた。
そのすべてを面白く感じさせてしまうのも、本当に彼女だからこそだった。
56: 1 ◆WiJOfOqXmc :2012/01/17(火) 02:54:43.70 ID:WJObiXhX0
いつも早くのぼりきりたい坂道が、彼女といると永遠に続けとさえ思った。
振り返ると、空はとっぷり暮れていて、月があった。
彼女は「三日月さんが逆さになってしまった!」と叫んだ。
俺「今日も、楽しかったねー」
彼女「うん、昨日もだけど、すっごいすっごい楽しいよ。」
そういって道を進んで行って、とうとう我が家に着く。
これで、今日も終わってしまう。
楽しい時間なんて、すぐに終わってしまう。
57: 名も無き被検体774号+:2012/01/17(火) 02:58:08.95 ID:T3aYag/70
最高に幸せすぎて怖いな
もっと笑って毎日を大事に生きようと思う
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