873: 名も無き被検体774号+:2012/01/17(火) 01:19:28.91 ID:OETuPCP70
心が揺さぶられすぎて
鳥肌たってる。
876: 1 ◆WiJOfOqXmc :2012/01/17(火) 01:23:49.01 ID:WJObiXhX0
普段爛漫な彼女が、この時は中学生になっていたのか、
急に無口になりだすもんだから、俺は焦った。
空も夕焼けに近づいて、俺は手に変な汗をかきそうだった。
俺たちには珍しく、話す言葉が浮かばなかった。
よく分からないけど、なんだかすごく初々しい気持ちになっていた。
彼女がそういう風にしていたからなのか、なんかいつもの調子とは違っていた。
どうせ自転車取りに行かなきゃ行けないから絶対行くのに、彼女は意味ありげに
「ねえ、ちょっと小学校寄り道してこっか。」と言った。
878: 1 ◆WiJOfOqXmc :2012/01/17(火) 01:31:26.04 ID:WJObiXhX0
小学校につくと、彼女は疲れちゃったのか、校舎と校庭をつなぐ階段に腰掛けて
「ふう」と息を大きくはいた。
おれは気になって、「待ってて」と言ってすぐに自販で飲み物を買ってきて
彼女に手渡した。
彼女「ごめんね、いつもいつも迷惑かけちゃって…」
俺「何言ってんのさーwおいしそうに飲んで笑顔を見せてくれたらいいんだよw」
そう言うと、彼女はにっこり笑って、立ち上がった。
校舎の脇の犬走りにあったじょうろを持ちだして、水をくみ始めた。
俺「?何すんのー?」
889: 1 ◆WiJOfOqXmc :2012/01/17(火) 01:39:21.40 ID:WJObiXhX0
彼女は、もう誰もいなくなった校庭に、じょうろで何やら描き始めた。
何をしているんだろう?
「ありがとう」
そこにはこんな文字が浮かび上がった。
俺はハッとした。
急いで彼女のもとに駆け寄った。
そうすると彼女の方から抱きついてきた。
彼女は泣いていた。
彼女「ずっと…これからもずっとずっと…一緒にいてくれますか?」
彼女の言葉が脳内をこだました。
896: 名も無き被検体774号+:2012/01/17(火) 01:42:15.96 ID:fo1rgzew0
うわぁ・・・これはくる・・・
まじ泣きそう
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