752: 名も無き被検体774号+:2012/01/16(月) 23:14:09.91 ID:xGHrZAy10
親父…
754: 1 ◆WiJOfOqXmc :2012/01/16(月) 23:15:02.31 ID:x9+/iUde0
親父は古風で、頑固な人間だった。
そんな親父の言葉は、俺の胸に強く響いた。
絶対に最後まで一緒にいよう。何が待ってるか、分からないけど。
青臭い小僧の俺が一人でずっと抱えていたことが、
親父に話したことで、とても軽くなった気がした。
757: 名も無き被検体774号+:2012/01/16(月) 23:19:42.78 ID:1T5A/N4b0
親父でかいな
758: 1 ◆WiJOfOqXmc :2012/01/16(月) 23:20:48.60 ID:x9+/iUde0
俺は親父に話して、すっきりした。
部屋にもどると、さっきまでの不安が嘘のように、スムーズに眠りに落ちた。
気付くと、窓から明かりがさしていた。
実家の俺の部屋は一つの窓にカーテンがなく、朝日は入り放題なのである。
起きると、彼女は俺の机で何かをしているようだった。
俺は寝ぼけていて、状況を読み込めず、目覚めて彼女がいること自体に驚いた。
762: 1 ◆WiJOfOqXmc :2012/01/16(月) 23:26:24.63 ID:x9+/iUde0
朝飯を食べて、いざ出かけよう、となる。
前々から話していたが、彼女はとりあえず俺の育った町や場所を見て回りたいのだという。
俺は本当に楽しいのだろうか、と若干の不安があったが、
彼女がやっぱりどうしても、というのでそうすることにした。
彼女「今日は一日動きまわるねー!」
俺「無理しちゃダメだかんね。」
俺はさっそく車のキーを握って車をだそうとした。
766: 1 ◆WiJOfOqXmc :2012/01/16(月) 23:30:52.43 ID:x9+/iUde0
すると彼女は珍しくぐずった。
俺はよく分からなくて、車乗らないの?と聞く。
彼女「自転車、あるよね…?自転車乗りたい」
俺「あ、そうなんだ。でも2台あったっけなー?」
彼女「そうじゃなくて。二人乗り…しようよ。」
俺「え?」
彼女「ずっとしてみたかったんだ…二人乗り」
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