243: 1 ◆WiJOfOqXmc :2012/01/15(日) 18:10:20.97 ID:WuLtuWlB0
彼女「スケッチブックが欲しいな」
俺「あ、なるほど。それならクロッキー帳なら俺今持ってる。」
彼女「ほんと?やった、それなら絵描きたいな。」
ラウンジみたいなところで、おれは彼女にクロッキー帳を差し出した。
車椅子に座る彼女の体を支えつつ、ペンとクロッキー帳を渡した。
彼女はゆっくりと絵を描き始めた。
245: 名も無き被検体774号+:2012/01/15(日) 18:11:27.85 ID:xVZv7HQd0
自分が無駄にした1日は
他の人にとっては大事な1日でも
あるんだよな
246: 名も無き被検体774号+:2012/01/15(日) 18:13:14.71 ID:3npXYNxz0
>>245
そうだよね…
そういう言葉を聴くとちゃんとしなくちゃなって思う
247: 1 ◆WiJOfOqXmc :2012/01/15(日) 18:14:53.45 ID:WuLtuWlB0
そこには、彼女が好きなアーケードゲームのキャラクタたちと、なにやら
メッセージ描かれていた。
そっとそれを恥ずかしそうに俺に渡す。
「迷惑かけてごめんなさい。こんな病人と一緒にいて楽しい?」
それは多分彼女の大きな不安だったんだろう。
これを、口に出して聞くことが出来なかったんだろう。
248: 1 ◆WiJOfOqXmc :2012/01/15(日) 18:20:18.21 ID:WuLtuWlB0
俺は泣きそうになった。
俺「何いってんの?」
俺「俺は吹石さんといる時が、一番楽しいよ」
俺はハッキリ伝えた。絶対に変な不安を持ってほしくなかった。
彼女「よかった。ありがとう。」
彼女は小さく笑った。
俺は彼女の頭を撫でたけど、ヘタレだからそれしかできなかった。
頭を撫でると彼女は笑って「わんわん!」と言った。
本当に、こういうとこがあるから俺は惹かれてしまったんだろう。
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